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友人に誘われて、軽井沢・鶴溜にある陶芸家・田端志音さんの志音窯に行く。 鶴溜で陶芸をなさっている方で、京都から軽井沢に移ってこられ・・・・と説明を聞くうちに 「あ!もしかしてあの方のことかも・・・」と思う。 お会いしてみると、やはりリハビリジムで数年前お会いして、少しお話をした事のある方だった。 志音窯のある場所は敷地が3000坪位ある起伏に富んだ森の中。 周囲360度木々に囲まれ西には浅間山が見える素晴らしい立地。 入り口から続くなだらかな坂道の両脇には、窯焚き用のおびただしい数の薪が びっしり積まれている。 田端さんの案内で、まず広大な庭を見せていただく。 傾斜地をうまく利用した庭には色々な山野草が咲いていて、私など何度聞いても 山野草の名前は覚えられないのだけれど、田端さんはどんなに珍しい花でも 即座にその名前を言えるのには驚いた。 ギャラリーの上に設けられたテラスでお茶をいただく。 ティーカップやポットは九谷焼の骨董かしら?などと思っていると フランスに旅した時に購入されたリモージュの白いティーセットに ご自分で絵付けをされたものだった。 金で縁取りされた絵柄、カップの中まで金色。 しばし歓談の後、下に降りてギャラリーを見せていただく。 田端さんの陶器は主にお茶事に使われるもののようだけれど 「吉兆」などの料亭でも使われているということだった。 何百という器を一緒に窯で焼いても、展示してあるような作品はそのうちの数点。 田端さんの目から見れば不出来な作品でも、素人が見れば素晴らしいと見え それで充分と思われるかもしれないが、そのような作品を決して世には出したくない といわれる田端さん。 このことは何も陶芸に限ったことではなく、どの芸術についても当てはまることではないかと 深くうなずいてしまう。 少しだけお邪魔するつもりが、あまりの居心地のよさと田端さんのお話が 興味深くて長居をしてしまった。 尚、田端ご夫妻へのインタビューや作品、それから庭などの動画をこちらから↓見ることができます。 http://www.karuizawa-TV.com/blog/2010/10 また現代美術家のお嬢様は、今年6月開催のヴェネチア・ビエンナーレ日本館の作家に選ばれています。
by andantin
| 2011-05-21 15:34
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