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「民藝運動の作家と職人の仕事展」の初日、神戸の姉、娘Kと一緒に「銀座たくみ」に行く。 あいにくの雨で寒く、こんなお天気ではお客様もあまり来ないかも・・・と話しながら お店に着くと、開店早々にもかかわらず数人のお客様。 皆さんとても楽しそうに、そして興奮の面持ちで品定めをしている。 既に予約済みの品も何点か・・・・ 実家にいた頃身近にあったものが、このように晴れがましい場に 美しく並べられているのを見ると、なんだかとても不思議な気がする。 「たくみ」社長の志賀さんがピッタリ私たちに張り付いて 父が蒐集していた頃の民藝の器がどのように作られていたかなど 熱心に説明してくださり、とても興味深くうかがった。 今になって、もっと父からいろいろな話を聞いておけばよかったと 残念に思うけれど、当時私たちはまだこどもで興味もなく たとえ話してくれたとしてもツーカーと耳を素通りするだけだったでしょう。 志賀さんをはじめ「たくみ」の方々のお話によると 父は民藝の器に関しては、かなり確かな目を持っていたようだ。 母や私たち三姉妹は、父が何か器を買ってくるたびに 「また買ってきたの・・・」と非難がましい目で父を見ていたのだけれど・・・・ 父亡き後、40年以上の時を経て初めて陽の目を見た器たち そのうちの何点かは、既に民藝の器好きの方の元に引き取られ これからも大事に使われることでしょう。 父もきっとよろこんでくれているのではないかと思う。 私たちがいた間にも、老若男女、外国人などのお客様が続々と来店し 民藝好きの人がこんなにいるのか・・・・とちょっとびっくり。 「あの器にはお正月の黒豆がはいっていたわね」「あれにはお煮物が・・・」などと 当時を懐かしく思い出しながら、姉も私もなかなかその場を立ち去ることができなかった。
by andantin
| 2011-12-04 23:49
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Comments(1)
Commented
by
koechel581 at 2013-01-22 20:57
1年前に「たくみ」に行ったときは、お父様のコレクションに目印のシールが貼ってありましたが、先日行ったときはもう売れてしまったようで、見つけられませんでした。あのとき記念に一つ求めておけば良かったと悔やまれます。
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