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日本オルガン研究会による「オルガン講座」が「軽井沢コルネ」であり 一般人の参加も歓迎ということだったので行ってきました。 講座の内容は、午前が「オルガンコラールの源泉を訪ねて」 午後は「バッハ:オルガン小曲集の秘密」で 講師は東京芸術大学名誉教授:廣野嗣雄さん 演奏は中川紫音さん(玉川聖学院オルガニスト)でした。 昨日から軽井沢は30度を超す暑さで、午前2時間午後2時間の講義に集中するのは なかなか大変でしたが、興味のあるテーマだったので行ってよかったです。 参加者はほとんどが東京などの遠方から。 コラール(ドイツルター派の教会で歌われる讃美歌)の源となっている音楽の CDや実際の演奏、お話など、興味深く午前の講義を聞き お昼を食べに家に帰って小休止ののち再び午後の部に出席。 午後のテーマはバッハのオルガン小曲集なので、大昔(ほとんど50年前)習っていた 楽譜を引っ張り出して持参する。 このオルガン小曲集はバッハが当時教会で歌われていた讃美歌をもとに 教会歴に従って作曲したコラール前奏曲集で、オルガン初心者のための練習曲としても 使えるようにできている。 この小曲集の中には技術的に難しいものもたくさんあるけれど オルガン初心者でも弾くことができる曲もあり 私も何曲かは弾いたことがあるのです。 バッハの前奏曲とフーガなどは威厳に満ち、オルガンの多重な音が威圧的に 響き、聴くのが疲れるという人もいるかもしれないけれど 「オルガン小曲集」に入っている曲はどれも短く しかも心に深く染み透るような慰めに満ちた音楽が多い。 講座ではコラールの旋律がどこに出てくるのかを理解するために 皆で歌ったり、男声と女声に分かれてカノンを体験したり 聴くだけではなく自ら音楽する楽しみも味わうことができました。 またこの講座のために30数曲の演奏を一人で担当されたオルガニストの中川紫音さん 初めて聴くオルガニスト(だと思う)だったけれど素晴らしかった。 いつの間にか高齢者と呼ばれる年齢になり 若い頃情熱を傾けていたことも、もうどうでもよくなってしまいがちになりますが 私の場合、軽井沢に来てからは不思議な偶然によって また原点に連れ戻されるようなことが時々起こります。 約50年遠ざかっている間に、オルガン音楽の世界ではバッハ研究が進み 演奏法や解釈などずいぶん変わってきていることを知りました。 バッハのマタイ受難曲やヨハネ受難曲にもコラールが効果的に使われていて 昔、カール・リヒター指揮ミュンヘンバッハ管弦楽団・合唱団の来日公演を 聴きに行って大感激したことを思い出します。 今は演奏スタイルも変わり、重厚な演奏よりも より軽やかな演奏が主流のようですね。 古楽器で演奏することが当たり前になってきたからだと思われますが。 50年前といっても今の自分の感覚ではそれほど大昔とも思えないのですが それが老人の感覚なのでしょう。 半世紀の間には物事はずいぶん変わってしまっているのに (もちろん変わらないものもあるのでしょうが) なかなかその変化に気づくことができない。 今盛んに注意を促されている「熱中症」も 老人は自分の状態をよく把握できないので手遅れになることもある ということと、どこか通じるような気がします。 新しいことを知ることは楽しいですし、心がわくわくして活性化されます。 体の細胞も同時に活性化するのかしら? 何事にかかわらず、昔の知識と経験だけがすべてという 高齢者にはなりたくないと思っていますが・・・・
by andantin
| 2014-07-27 11:59
| 音楽
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Comments(3)
先週のレッドカランツの豊作といい今日の不思議な偶然話といい、うらやましい限りです。当家の南軽井沢の庭は日当り抜群なのにベリー類の収穫は貧困ですし、軽井沢に別荘を持って4年ですが、そんな偶然話は縁がないですね。千ヶ滝にはセレンディピティの妖精でもいるのでしょうか。今度、千ヶ滝の友人に聞いてみましょう。
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andantin at 2014-07-27 22:29
:117familyさま
日当たりのいい庭はうらやましい限りですが、ベリー類の収穫がそれほどでもないのはどうしたことでしょう・・・家のべりーがうまく育たない理由はてっきり日当たりのせいだとばかり思っていました。 千ヶ滝に限らず、軽井沢というところにはセレンディピティの妖精が住んでいるように思いますよ。周りの友人たちも軽井沢って不思議な出会いが起こるところねと言っている人たちがいます。
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andantin at 2014-07-27 22:41
:鍵コメさま
新しい挑戦素晴らしいです。お近くならば…と残念ですね。オルガン(パイプオルガン)はもう弾くことはないと沢山あった楽譜をオルガンの練習を始めた軽井沢の知り合いに譲ってしまいましたが、ブログに書いたオルガンン小曲集だけは手放すことができず、残してありました。 今回の講座で新しい発見もあり、うれしくなっているところです。
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