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先週軽井沢コルネで聴いたナチュラルトランペットとオーボエの音を 頭の中で反芻するうちに、いったいいつ頃オーボエの音が好きになったのか 何の音楽がきっかけだったかと思いだしていると、一番古そうな記憶として 確か中学1年生の頃に家族で見たドイツ映画「菩提樹」の中で 使われていた音楽の中にあったような気がして確かめてみたくなった。 もしかしてとYouTube を探してみると「菩提樹」があるではありませんか。 この映画はのちにミュージカル映画「サウンドオブミュージック」として大ヒットした トラップ一家の物語のオリジナル版で 「サウンドオブミュージック」より地味ですが あまり脚色されておらず、実際に起こったことにより近いと思われます。 はるか昔この映画を見た時に、物語もさることながら そこで歌われるドイツ民謡の美しさに心奪われたのでした。 クリスマスのシーンで、「きよしこの夜」の伴奏を マリアがチター(Zither)で弾く場面は、後に私がチターを習うきっかけとなりました。 バッハかマルチェルロかのオーボエの曲が鳴っていたと思われた場面は 映画には出てこず、私の記憶違いのようです。 YouTube では私の記憶に残っているザルツブルクの合唱コンクールの場面が なぜか出てこず、少しカットしてあるようだったので 権利上の制約が解けてやっと発売になったというDVDを取り寄せ 全部を通して見てみると、合唱コンクールの場面もちゃんとあり 懐かしい「狩りの歌」を聴くことができました。 「サウンドオブミュージック」の中で尼僧によって歌われていた 「ハレルヤ」は「菩提樹」ではトラップファミリーが歌っています。 この曲がスカルラッティの曲だということも確認できました。 映画「菩提樹」はYouTube で全編(1~7まで)見ることができますが 6~7の間が少しカットされているようです。 題名はOriginal Sound of Music with English Subtitles(Die Trapp Familie -German) DVDは日本語字幕付きです。 もう2度と見ることはないだろうと思っていた映画を再び見ることができ 気になっていたことを確かめることもでき、また新たな発見もあって YouTube は老後の楽しみにはうってつけですね。
by andantin
| 2017-07-30 16:25
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