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ノーベル平和賞を受賞したICAN(国際NGO核廃絶国際キャンペーン)の サーロー節子さん。 上の記事は2000年5月11日の朝日新聞「ひと」の欄に掲載されたものですが この記事を見た時、「あのサーローさんかしら!」とびっくりしました。 兵庫県の西宮市に住んでいた1955年頃、両親と共に通っていた 日本基督教団「甲子園教会」に派遣されてきたカナダ人宣教師が サーロー節子さんのご主人となる人でした。 関西学院大学で英語も教えておられたMr.サーローさんは 「甲子園教会」でも英語教室を開いていらっしゃり そこに通っていた姉にくっついて1度クラスに出たこともあります。 ある日曜日のこと、礼拝の後牧師から Mr.サーローさんの奥様として(あるいは婚約者として?) 節子さんを出席者全員に紹介され、お二人が前に立ってご挨拶なさいました。 お二人は私が座っている席のすぐ近く右前に立っておられ 節子さんの、当時としては珍しい垢ぬけた素敵なワンピースと これまた珍しい黒い羽根でできた(おそらく)ヘアバンドという ファッション、それに口角の上がった快活な口元などの生き生きした印象は 子供だった私に強いインパクトを残しました。 それで、2000年の新聞記事を見た時に「あっ!」と思ったのです。 今年の夏、核兵器禁止条約が採択されたことから サーロー・節子さんについての報道を 新聞やテレビ画面で拝見することも増え 昔の節子さんの倍ぐらいの体になっておられ、足もお悪い様子ですが お元気でご活躍、そしてこのたびのノーベル平和賞受賞。 広島で被爆されたことなど 2000年の新聞記事を見るまでは全然知りませんでしたが その昔、節子さんの教会でのご挨拶の中に Mr.サーローさんが節子さんの実家の仏壇に 自分はクリスチャンだからということで なかなかお参りしてくださらなかったので 困ったというお話をされ(記憶違いでなければ) お身内の方々を何人も原爆で亡くされたので きっと手を合わせて冥福を祈ってほしいと思われたのかもしれないし ネットで見た情報によるとご両親はこの結婚に反対だったとか 今になって節子さんの当時のお気持ちを察することができます。 長い年月をかけて核兵器廃絶のために声を上げ、地道な努力を積み重ねられ やっと今世界にも認められたということは、本当に素晴らしいことです。
by andantin
| 2017-12-13 16:54
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