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夏の軽井沢では大賀ホールをはじめいろいろな場所で コンサートが開かれる。 自宅を開放しての(自宅といっても庶民のレベルではない)コンサートに 続けて二つ行ってきました。 1つ目はウィーンに長く住んでおられた方で 今はナンタケットバスケットという素敵なかごの教室を 軽井沢で開いておられる方のお宅でのオペラティック・コンサート。 ウィーン国立歌劇場でも歌っておられたバリトンの甲斐栄次郎さんと ソプラノの山本美樹さん、ピアノ伴奏は伊坪淑子さん。 シューマンとブラームスのリートの後 イタリアオペラのアリアを。 アリアはなかなかの迫力。 舞台のように演技が伴わない演奏会形式のオペラアリアは 歌いにくくはないのかしら・・・ シューマンの「ミルテの花」の第1曲「献呈」は 好きな曲の1つで何度も聞いているけれど今回改めて 気づいたことがあった。 曲の最後に短くシューベルトのアヴェマリアのメロディーが ピアノパートに出てくるのだけれど・・・ 「ミルテの花」はシューマンが結婚式前日にクララに贈った 歌曲集でクララへの愛の告白がちりばめられているのだけれど 「献呈]の最後の最後にアヴェ・マリアとは。 シューマンはクララにマリア様にを重ねていたのか・・・ 後年シューマンが精神を病むことになるのも 「そうかもね」とうなずけてしまう。 プライべート・ミュージックサロンでのピアノコンサート。 30年にわたり日本とヨーロッパでの演奏活動を行いつつ 東京芸術大学でも教えておられたピアニストのお宅。 演奏者は23歳の若手ピアニスト小林海都さん。 マリア・ジョアン・ピリスのもとで研鑽を積み 現在同氏が力を注いでいる若手音楽家養成プロジェクト 「バルティトゥーラ」の一員として活動を展開されている。 ストラビンスキーなどの曲が続いた。 12音階のシェーンベルクのつかみどころのないような音楽を どうやって暗譜するのか・・・ 現代絵画を見た時のように、頭の中は??? 最後のストラビンスキーの「火の鳥」はオーケストラ譜を ピアノ用に編曲したものでピアニストご本人も難曲とおっしゃっていたけれど 手がどうにかなってしまうのでは…と心配になるほど。 アンコールには会場後ろのぎっしり詰まった楽譜棚から このサロンの持ち主で小林海都さんの師匠でもある湯口さんが シューベルトの連弾の楽譜を取り出しお二人で「軍隊行進曲」を。 小林さんは初見だったのか、ところどころ伴奏と合わなくなるところがあり これほどのテクニックをお持ちの方でも・・・とちょっと安心。 2曲目のアンコールはどこかで聴いたことのある曲と思っていたら バッハのカンタータ106番(神の時こそいと良き時)を クルタークが連弾用に編曲したもの。 これなら孫と連弾できるかも・・・ こういうコンサートは社交の場でもあり、必ずと言っていいほど どなたか知った方とお会いする。 そこが狭い軽井沢らしいところでもある。
by andantin
| 2018-08-07 14:03
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Comments(2)
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by
メリッサ
at 2018-08-08 16:29
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軽井沢でのプライベートサロンのコンサート、素敵ですね。
鎌倉や葉山でも、私邸でのサロンコンサートは時々ありますけれど、そちらのサロンコンサートはご紹介が無ければ伺えないのでしょうか? シューマンの「献呈」は、発表会の時に歌った方がいて、習っている先生もコンサートの時に歌われた事があり、私も大好きな曲です。
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andantin at 2018-08-09 10:58
:メリッサ様
1つ目のコンサートは友人に誘われて。 2つ目のコンサートは軽井沢コルネに置いてあったチラシを見て近くだったので行ってみました。紹介も何もなしで。 「ミルテの花」の歌曲集の中には何曲か繰り返し聞く曲があります。
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