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BShiでアンナ・ネトレプコ(ロシア出身のソプラノ歌手)の特集番組を見ました。
(フィガロの結婚)(椿姫)イギリスのプロムス音楽祭に出演したときに歌った ドボルザークのオペラ(ルサルカ)から(月に寄せて)など。 アンナ・ネトレプコのことは以前やはりテレビで始めて見たときに 凄い歌手だ! と思ったのでBShi で特集があることを知って楽しみにしていたのです。 (フィガロの結婚)は2006年ザルツブルク音楽祭の話題作で クラウス・グートの斬新な演出によるもの。 従来の(フィガロ)には出てこない天使ケルビムが新たに創作され パントマイムで登場人物を操り、人間の無意識の働きを良くあらわしているように 思えたけれど、天使がうしろから覆いかぶさったりまとわりついたりするので 歌手たちにとってはとても歌いにくい体勢になるし、寝転がって歌う場面もあるにもかかわらず ネトレプコをはじめ他の歌手たちも見事に歌うだけでなく、演技も素晴らしかった! 特にネトレプコは歌唱力、演技力、容姿とどれをとっても素晴らしく これからが楽しみな歌手、1971年生まれだそうだから、これからですね。 それにしてもモーツアルトの音楽、今回特に思ったのは音楽と音楽のつなぎ目 橋渡しの部分。レシタティーヴォからアリアへ何と見事につなげていく事か・・ モーツアルトって、何の苦もなく音と戯れているかと思うと、時々大真面目になって (ねぇ 聴いて! ほんとうは僕こう思うんだ) と心のとても深いところから語りかけてくるように思える瞬間があるように思います。 (椿姫)もザルツブルク音楽祭のフィルムで、現代的でシンプルすぎるほどの 舞台装置や衣装で驚きました。 ここでもネトレプコはほとんど動きっぱなしで熱唱し、衣装(簡単な、でも素敵なワンピース)を脱いで白いスリップ? 1枚で歌ったり、なんとも大胆。 2つの新しい演出のオペラを見て感じたのは、これらのオペラで語られる 物語の本質が、現代を生きるわれわれにも通じる事柄であると言う事を 新しい演出によって従来の演出とは別の角度から 少しでも聴衆に理解できるようにしたかったのではないだろうかということでした。 (返って分かりにくくなったと言う意見もあるかも知れませんが) プロムス音楽祭でのアンナ・ネトレプコの歌はほんの2,3曲でしたが その中で歌われた曲の一つ、ドヴォルザークの(月に寄せて)は 私のお気に入りで、とても美しい曲。 ドヴォルザークの(わが母の教えたまいし歌)にもでてくる特徴的な ♪♪♪の三連符のような上昇するメロディーが(月に寄せて)にも出てくる。 このメロディーを聴くとなんだか知らないけれど、チェコの田舎の景色が 浮かんでくるのです(行った事もないのに・・・) そしてなぜか涙が出そうになる・・・・・
by andantin
| 2008-05-12 17:19
| 音楽
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