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アルケミラモリスもでてきました 3、4日前のこと、「ちょっと相談があります」と離れに住む義母がやってきた。 何事かと思って話を聞くと 週3回通っているデイサービスに行くのをやめようかと思うという。 その理由として、午前中はリハビリやお風呂、お昼ご飯の後は昼寝と やることがあるけれど、1時30分から3時までは何もすることがなく おしゃべりを楽しむという性格でもない義母にとっては退屈な時間である。 ただ暇つぶしのために通っているのでは介護保険の無駄使いで 経済について人一倍シビアな考えを持つ義母にとっては我慢がならないらしい。 介護保険料は自分は一割負担で済んでいるが、残りの9割はお上が負担している ということを心苦しく感じているらしく、何かもっと有効に時間を使いたいということのようである。 デイサービスに通う方々の中には、自分でできることさえやらないで 全部介護の方の手をわずらわせている人もいて そんなことも義母にとっては我慢がならないらしいことが話していてわかった。 話の内容はとても今年99歳になる人とは思えないほどしっかりしており 日本の老人介護問題の重要ないくつかのことがらを指摘しているように思えた。 老人が老人ということを理由に甘えすぎたり 介護する側も親切心が過ぎて、結果として老人の自立をさまたげているのではないか デイサービスのプログラムのあり方、介護者が個人の尊厳を尊重する接し方をしているかどうか などなど・・・・・ ルバーブも生きています 一方私たちの側から義母を見ると、しっかりしていて(し過ぎていて) 何でも自分でやろうとするのはすばらしい反面 気持ちに体がついてゆけず失敗することも多々あり バランスが難しいところだ。 去年の夏の入院以来、体力の衰えは徐々に進んでいるが まだ自力で杖を頼りにどうにか歩くことができるし、食事作り以外の身の回りのことは 自力でできているので、本当にありがたい。 そうはいっても99歳、いつ何時ガタッと体調を崩すやも知れず いずれ私たちの手に負えなくなった場合のことも考えておかねば と思っていたところに「みなみかるいざわ敬老園」の折込チラシが入ってきたので 参考までにと先週見学に行ってみた。 「みなみかるいざわ敬老園」は追分にある「敬老園」の分室で 場所は72ゴルフ場の横、ホテル軽井沢コンチネンタルの隣で樹木に囲まれたとてもいい環境。 収容人数は29人すべて個室で10室が一つのブロック。 食事団欒室などが3つのブロックごとに配されている。 特別養護老人ホームなので、緊急性のある人から順番に入所ということで 今現在の義母の状態では、入所資格(要介護2)はあっても実際には入れないだろう。 デイサービスで義母がお世話になっていた介護の方が、こちらのホームで働くことになったらしく スタッフとして見学者の案内をしていらして 「あら!どうしてここに?」とびっくり。 その方も「S子さんは絶対ここには入らないでしょう」とおっしゃる。 4月1日からの入所者は全部埋まっているということだ。 東京などから比べると、随分恵まれた環境のホームだった。 その後、義母が通うデイサービスの介護の方にお会いして 義母にはリクリエーション的なことではなく、雑巾縫いでもいいから 何か仕事を与えてくださいとお願いする。 介護の方の話ではそういう仕事を嫌がる人も多いので だんだん何もお願いしなくなってしまったということだった。 義母はその後デイサービスをやめるとは言い出さないので 何か仕事を与えてもらったのかも知れない。 一緒に生活している私たちは、離れに住んでいるとはいえ 絶えず義母のことは気になっているので デイサービスに行ってくれると、その時間だけは気分が楽になり本当に助かるのです。
by andantin
| 2013-03-30 16:56
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