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ドイツ ハンブルクを拠点に活発な演奏活動をされているオルガニスト福本茉莉さんの3年ぶりの軽井沢コルネでのコンサート。 「繰り返しの妙」とタイトルの付いたプログラムはバロック音楽の舞曲の形式である「パッサカリア」やフーガなどの、同じ音型が繰り返し出てくる曲が多く取り上げられました。 パワフルでありながら 曲のモティーフを色々な音色を使って際立たせ 聴いている側にもそのそのモティーフがどのように変化 していくのかがよくわかるように工夫されていたと思います。 プログラムの最後に弾かれたバッハのパッサカリア ハ短調 BWV582 は圧巻でした。 まずバッハの曲の偉大さに圧倒され、それを弾いて聴衆に伝える 福本さんの技術と音楽性にも圧倒されました。 素晴らしいの一言! これでもかというほど繰り返される足鍵盤の低音モティーフを土台に 右手左手が様々な音色で変奏を繰り広げ あたかもゴシック建築を耳で聞くと言ったら変ですが そんな印象を持ちました。 お茶の時間に福本茉莉さんご本人とご両親にもお話を伺うことができました。 数々の国際オルガンコンクールで優勝を果たしていらっしゃいますが それがみんなブラインド審査だったとお母様からうかがい あの演奏ならだれも日本人女性が弾いているとは思わないだろうな・・・ 実際に本人を見て審査員もびっくりしたのではないでしょうか。 ヨーロッパではオルガニストは日本とは違い男社会なので 色々とご苦労もおありなのでしょうが、それを克服できる力を 持っていらっしゃると彼女の演奏から想像できます。 クーリエ・ジャポン「福本茉莉の欧州風琴紀行」 https://courrier.jp/columns/110188/
by andantin
| 2018-07-30 14:13
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