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娘2人が所属しているグローバルフィルハーモニックオーケストラ(アマチュア)の定期演奏会の本番を明日に控え(11日)、前日4時30分から東京すみだトリフオニーホールでのリハーサルがありました。 長女は5歳になる息子に本番を聞かせるのは無理でも、リハーサルならば・・・という思いから 私に応援を依頼してきました。 2、3曲が限度でしょうから、そうしたら孫を家までつれて帰ってほしい・・ということで。 リハーサルのために団員が舞台に集まりだしました。 いよいよ、かあさんとしばしのお別れ、バァバと一緒に客席で静かに聴くお約束。 ホールの迷路のような通路やドアを通り抜け、二階客席から舞台を見下ろします。 (ア、かあさんだ! かあさ~ん かあさ~ん)と小声で呼びながら孫は舞台に向かって手をふり続けています。 最初の曲はあいにく子供には少し退屈なレスピーギの(ローマの祭り)です。 だんだん退屈してきた孫は私の反応を試すように、悪さを仕掛けてきます。 やっと長い曲が終わって、楽屋に戻り、用意のサンドイッチなどを食べさせて時間稼ぎをしてから、再び客席に・・・今度は1階席。 孫は私の制止を振り切って、最前列、指揮者後ろに陣取り(娘は最前列で第1ヴァイオリンを弾いているので良く見える)そこから (かあさ~ん)と彼なりの小声で叫びながら手を振っています。 最前列というのはまずいな・・・と思うまもなく団員の方が舞台から降りてきて、もう少し後ろで聴いてくださいと注意され、やっと後ろに移動することが出来ました。 休憩時間に入り、約束どおり私と一緒に帰ろうと玄関まで来て いざ、母さんとお別れという段になって、孫は (かあさんと帰る・・かあさんと~)といって娘にしがみついて離れません。 楽屋でサンドイッチを食べていた時も、モニターテレビに映っている練習風景を見ながら (これ、♪タラ~ラ タラ~ラ タラ~ララララ~ン)かなあ・・とメンデルスゾーンの交響曲イタリアの出だしのフレーズを口ずさんで、(娘が家で練習するので覚えてしまっている) これが済んでから帰るといっていたのですが、メンデルスゾーンの練習は最後なのです。 すったもんだしているうちに練習再開の時間になり、仕方なく後半のリハーサルも聞くことに。 退屈して、注意しても注意しても静かにしていられない孫に手を焼きながらも 何とか最後の曲、メンデルスゾーンの交響曲(イタリア)まで持ちこたえました。 (イタリア)が始まったとたん、孫は私の膝の上でまっすぐ舞台上の娘を見ながら 今までとは違う雰囲気で聴き入っています。 私は、何か孫のとても重要な場面に立ち会っているような気分になり 私の中でも鳴り響いているメンデルスゾーンの(イタリア)と、孫が聴いているかあさんと大勢のお仲間が弾く音楽を共鳴させるような気持ちで、ずっと孫を抱き続けていました。 地味な2楽章も騒ぐことなく、結局全楽章を静かに聴くことが出来ました。 もっとも、最後のほうは疲れて眠くなったのかもしれませんが・・ 5時から始まったリハーサルが9時半に終わるまで、どうなることかと思っていましたが 何とか持ちこたえ、私も大役を果たしほっとすると同時にどっと疲れが・・・。 孫はやっと舞台のかあさんに駆け寄ってまとわりつくことが出来、安心した表情。 男の子って、本当にお母さんが大好きなのねー。
by andantin
| 2008-02-12 22:09
| 音楽
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